四季の花図鑑
小汐山(こしおやま):桜
科名:薔薇科
別名:小塩山
京都西方に小汐山と呼ばれる山があって,平安時代には桜で知られたところであったと伝えられています。桜の多くは「白山桜」であって,この中に少し色が濃く目立つ株があって有名になり,これに「コシオヤマ」と名付けたとも言われています。また江戸時代に同山の小汐神社にあった桜とも言われています。新芽は濃茶色で葉は楕円形,萼には極めて小さい単鋸歯あるいは重鋸歯があり,裏面は淡い白色を帯びています。花柄は短く,小花柄は細,、1.9〜2.9cmです。花弁は円形に近く,弁の先端,裏面に濃色をさし,先端は細かく切れ込む。萼片は皮針形で不定形の鋸歯が僅かあって無毛です。他の桜は「桜特集」をご覧下さい。
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撮影日:2004年4月10日 撮影地:京都府立植物園 メモ: |
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撮影日:2004年4月10日 撮影地:京都府立植物園 メモ: |