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7時20頃に港に到着すると,ご一緒するはずだった交野のKさんが居られました。血圧が正常に戻ったので急遽やってきたとのことでした。また,昨年は出逢わなかった浜松からのカメラマンにもお逢いして挨拶です。車は運良く船着き場の前に駐車スペースがあったのでとめて乗船券を買いに行きました。当然,船は出航が決定していました。8時から乗船開始で,乗客は30名程度でした。8:30に最新情報をと兵庫県のHさんに電話を入れると「チャバラアカゲラは未だ居る。ヒメイソヒヨは見あたらなくなった。マミジロキビタキは抜けたようだ。シマノジコは未だ居る。シマアオジが出ている。」とのことでした。いつものように定刻9時の5分前に輪島港を出港し舳倉島に向かいます。今日の航路はべた凪状態で揺れが少なかったのですが,七つ島を過ぎたあたりから船が少し揺れ始め,横で喋っていたKさんが黙り込むようになり,顔を見ると青ざめています。気の毒に今年も船酔いをされたようです。私は,この程度の揺れでは問題ありませんでした。 定刻に舳倉島に到着してリヤカーに荷物を積んでいると同じ船に乗船されていた高槻のTさんと豊中のIさん(共に女性)が居られたので一緒に荷物を積みました。民宿「つかさ」に荷物を置いて直ちにカメラをセットです。すると,兵庫県のHさんから電話が入り,シラスナ遺跡の海岸でシマアオジが出ているので来るようにとのことでした。 |
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シマアオジ雄とは相性が悪く,これまで抜けた後での訪島ばかりです。近所のHさんは初訪島であり,大阪とは違う野鳥の濃さに驚かれており,撮影したそうだったのですが先を急ぎました。途中で兵庫県のHさんに出逢い「シマノジコは少し前のヘリコプターの爆音に驚いて逃げ,戻ってきたところ3名のカメラマンが近づきすぎたので姿を消した。」とのことでした。(ヘリは急患が出たので搬送したそうです。)それでも,シマアオジが戻っていないかとシラスナ遺跡の近くの海岸に行くと10名ほどのカメラマンが撮影中だったので,急いでその場所に行きました。この日はジャンパーを着て急いで歩いたので汗だくとなり,痛めている足も限界となって1日の体力を使い果たしました。 11:29初めて目にしたシマアオジの雄の黄色は鮮やかでしたが,天気が良すぎて背景の草が光っていたのが残念です。それでも,当然バリバリ撮影です。 暫くすると,私の近くにハナリンさんがシマアオジを撮影されており,「来られていたのですか。」と挨拶で,その後一緒に撮影しました。 シマアオジは警戒心が強く,カメラマンが近づくとその距離だけ逃げます。人とはある距離を保っているようでした。 |
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シマアオジが岩陰に隠れたところ一人のカメラマンが近づき飛ばしました,すると奴は追い回し初め,とうとう道路を挟んだ遠くまでシマアオジを飛ばしてしまいました。とうとう,舳倉島まで追い回す野鳥初心者が来るようになりました。 シマアオジが戻るまでの間に昼食を摂っていると背後で誰かが私を呼びました。大阪でよくお逢いする若手カメラマンのNさんだったので,「仕事はどうしたん?」と聞くと「年休を取って来ました。」とのことで,チャバラアカゲラ狙いだったようです。 20分ほどでシマアオジは戻ってきたので再び撮影開始です。 次は,兵庫県のHさんから「1時頃にチャバラアカゲラが良く姿を見せる場所。」と教えて頂いた島を横断する8m道路?の三叉路付近に行きました。この場所は,昨年ヒメイソヒヨが撮り放題状態となった所で,ヒメイソヒヨに餌付けが出来て多くのカメラマンに撮影させた島根県のNさんにお逢いしました。 チャバラアカゲラの情報をお聞きすると,「2日ほど昼からは,この場所にチャバラアカゲラは姿を見せていない。」とのことでした。そして,この場所の松の木にチャバラアカゲラが止まったとしても,光線が悪く絵にならないと感じたので30分ほどで場所を移動しました。 (翌日に聞いた話ですが,14時頃にこの場所にチャバラアカゲラが姿を見せたとのことでした。) |
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取り敢えず野鳥観察舎に行くと多くのカメラマンが,この場所にチャバラアカゲラが姿を見せる(昨日は7回)とのことで集まっており,私が入る場所はありませんでした。また,シロハラホオジロが出るとのことでしたが,殆ど毎年撮影しているので後日撮影することにしました。 兵庫県のHさんは明日船が欠航するかも知れないとの話だったので,1日早く15時の船で島を離れることになりました。 野鳥観察舎裏の松林にマミジロキビタキ雌がいるとのことで,これを撮影することにしました。 13:30ムギマキ,キビタキに混じって時々マミジロキビタキが姿を見せました。雄が欲しいのですが,今年も抜けた後でした。 |
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13:33綺麗なキビタキも居たので記念撮影です。本当なら,もっと珍鳥が撮影したかったのですが。 |
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ここ2年間はムギマキの雄成鳥が撮り放題状態だったのですが,今年は2〜3日前に抜けてしまい残っていたのは雄若と雌だけでした。 13:53松の雌花にムギマキが止まるのを狙って撮影です。 この頃になると腹痛が始まりトイレに行きたくなりました。舳倉島では港と野鳥観察舎の近くにトイレが設けられているので,野鳥観察舎の近くのトイレに行きました。トイレは島の住民の方より綺麗に清掃されているのですが電気がつかない(判らない)ので暗闇で用を足しました。 小用では毎年お世話になるのですが,大の方は9年で初めてでした。(尾籠な話でした。) |
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14:28コサメビタキも松の雌花に止まりました。これも,好きな花止まりでしょうね。 |
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本来なら龍神池や海岸沿いを野鳥を求めて歩くのですが,この時点で足が痛く体力的に限界となったので「つかさ」の前の草むらに戻ることにしました。 その途中,校庭の裏からつかさに戻る篠竹の小道を歩き,2箇所の餌付け場所に餌を置きました。暫く待ちましたが何も出てきませんでしたが,念のため多くの餌を置きその場を離れました。 15:41つかさの前の水場ではマミチャジナイが出ており,草むらではコホオアカが5羽程居たのですが,毎年ウジャウジャ居るアトリ,アオジ,カワラヒワが居ません。(カワラヒワは数羽居ましたが。) |
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15:45草むらにカシラダカ雌が出ましたが,他にめぼしい野鳥が出ないので16時につかさに入りました。 5月1日に無理矢理部屋を取って貰った「つかさ」では2部屋を用意して貰い多謝です。 16時では,皆さんは野鳥撮影を楽しまれているのですが私は一番風呂に入り休養です。舳倉島で多くの野鳥撮影をするには,自分の足で歩き回る必要があるのですが年々歩く距離が短くなり,今年は骨折の後遺症で益々歩かなくなりました。 |