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宝塚野鳥の会の方達が1日早く帰られたので,部屋は独り占めであり9時前に就寝です。しかし,昨日ヌカガに刺された指が痒く,頻繁に目を覚まします。いつもながら,恐るべきヌカガです。そして,夜通し強い風が吹いており玄関の戸がガタガタと鳴っていたので,余計に眠りは浅かったのです。 風は強いが明け方まで降っていた雨が小雨となっていたので,双眼鏡を持ってつかさの前に行き,草むらを覗くとキマユホオジロに似た鳥が居たのです。前日から朝のキマユホオジロの目撃情報があったので,やっと出たと思い急いでカメラを取りに戻ります。 5:33逃げられないように出来るだけ近くに寄り,ファインダーを覗くと眉が白いのです。コリャマミジロキビタキではなく,シロハラホオジロ(珍鳥の名前が先に思い浮かぶのが舳倉島です。)?でも,眉斑が違うぞ!ホオジロか?いや,カシラダカですね。 |
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5:41ヒメコウテンシも早朝の挨拶に出てくれましたが,天気が悪く薄暗くISO1250まで上げましたのでノイズが気になります。 因みに,この日も寒く(最高気温が10℃少し?)昨日の轍を踏まないように,半袖の肌着の上にパジャマ(長袖の間物),やや厚手のスポーツシャツ,カメラマンベスト,薄手のジャンパー,そして雨合羽の上着を着込みましたが,それでも寒いのでフードまで被る次第です。(風が強く体感温度が下がります。) |
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6:47相変わらずコホオアカの愛想が良く,カシラダカと並んで餌を啄んでいます。 残念ながら,他に珍しい野鳥を目にすることが出来ません。 |
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朝食後の7:30に舳倉航路は運航となりました。(後で,この日に来島された方に聞くと船は相当揺れたそうです。) 昨日の夕方,低気圧に乗り渡り鳥がやって来たようなのでつかさの裏の小道を通り校庭に出ますが,人通りが少ないのか篠竹が倒れかかっており,足元がジュクジュクで非常に歩きにくいのです。 8:09校庭には何も居なく,野鳥観察舎を覗くとアトリが寂しく留守番をしていました。そして,他にはハチジョウツグミとキビタキ雌が居り,裏側のフェンスには渡りでヘトヘトになったキビタキの若が2羽居ました。 |
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めぼしい野鳥が見つからないので島を横断する8m道を海岸方向に向かって歩き,以前野鳥銀座であった三叉路の近くの,道から10m近く入り込んだ篠竹の中の餌付け場所においてシマゴマの鳴き声が聞こえるとのことで餌を置いて出現を待ちます。シマゴマの声は近づいてくるのですが姿は見えず,たまに姿を見せるのはアオジだけです。 9:03黒っぽい野鳥が姿を見せたので撮影するとクロジでした。 |
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シマゴマの出現を待って餌付けをしているとバーダーの女性から灯台の近くでマミジロキビタキを目撃したとの情報を頂きました。マミジロキビタキは5年前に雌を撮影しただけで,その後に不思議と出逢うことが出来ないので急いで灯台まで移動です。そこで,カメラマンから伊勢神社の近くで目撃したとの情報を得て,またもや移動しますがキビタキしか見つけられません。 仕方がないので,餌付け場所に戻る途中で先ほどの女性バーバーと出会い,マミジロキビタキ見た場所に案内していただけるとのことで灯台の近くまで戻りました。暫く,一緒に探して頂だいたのですが撮影できたのはツグミでした。(あぁ〜しんど!)10:28 |
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マミジロキビタキの撮影は一時断念してシマゴマ餌付け場所に戻ると関東のカメラマンが後を継いで頂いているので海岸に向かって歩くことにしました。 その途中,数名のカメラマンが並んでいるので何か出ていると判断して近づくと,左に折れた道の入ったところで数名のカメラマンがムギマキを撮影されていたのでご一緒させて頂くことにしました。 その場所では野鳥カメラマンのMさん(「日本の野鳥590種」の撮影者)が路上に大量のミールワームを蒔いて小鳥を呼び寄せ,枝に止まるムギマキを撮影されていたのです。(11:05) |
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そこでは大量の餌が蒔かれたので,通常では考えられないことが起こっていました。餌が多いので多くの小鳥(ムギマキ,キビタキ,オオルリ)が集まり,同じ蔓にムギマキとキビタキが仲良く並んで止まりました。(11:14) 普通なら餌の奪い合いで争うのですが,多量の餌があるので共存しているようです。 |
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また,この場所の近くの木にはヒレンジャクが定期的に現れ木の実を食べるので場所を移動せずに撮影可能です。近すぎて鳥が大きすぎる,取り敢えず撮影です。 (11:30) Mさんが場所を離れられ,他にカメラマンが居たので昼食のためにつかさに戻る際に私も餌を蒔いて帰りました。 |
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昼食後に,当然野鳥を求めて出撃です。(めぼしい情報がないのですが,明日は帰阪予定なので時間がない。)つかさの裏から校庭に続く篠竹の茂った小道は足元が悪いので舗装された外周路を歩きます。 12:47今回初めてイソヒヨドリを撮りました。 |
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校庭の側を通り駐在所の側(灯台に続く道)を通ると黄色い野鳥が居ました。じっくり肉眼で見ると眉が太くて白いのです。マミジロキビタキが目の前に居る!!担いでいた三脚を路上に置き,三脚を開いてレンズをマミジロキビタキに振ると,その瞬間竹藪の中に逃げました。レンズが重く三脚を開脚するのも固いので時間を費やしたのが逃がした原因です。返す返すも残念なので,付近に餌を蒔いて再度の出現を待ちますが出ませんでした。 仕方がないので,島を横断する8m道を海岸に向かって歩きますが,道中目にするのはセンダイムシクイ,アオジ,キビタキ,ムギマキ,オオルリで欲しい野鳥は居ません。 シラスナ遺跡に行く手前の桜の木にコホオアカが止まり,背景がグリーンで撮影できるとのことで行くことにしました。(他に野鳥は居ないから!) 13:21そこでは多くのアトリ,アオジに混じって1羽のコホオアカが居たので撮影です。 |
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13:40カシラダカも近くに来たので,取り敢えず撮影です。 |
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その場所での撮影も飽きて,他に行く場所もないので午前中ムギマキを撮影した場所に行くことにしました。 そこでは,またもやMさんが餌を置く箱?を,野鳥を止めたい枝の側に置いて枝止まりを撮影されていました。 14:10少しカジイチゴの花に絡んだムギマキです。 |
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またもや,普段目にすることがない光景が!!! 何と,オオルリとムギマキが並んで止まりました。 その他,ムギマキの雄雌が並んだり,キビタキとムギマキが並んだり,ムギマキが3羽並んだりと,他にめぼしい野鳥が居ないので15:30まで遊びました。 |
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ムギマキ等の撮影も飽きて,マミジロキビタキのことが忘れられないので駐在所付近や灯台付近を探しますが見つけられません。 いつも5時過ぎには入浴するのでつかさに戻り,前に集まっているアトリを撮影後本日の撮影は終了です。 今日は雨が降ったり止んだり,少し晴れ間があったりしましたが寒い1日でした。そして,めぼしい収穫は無しです。 |