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5月11日(火):曇りのち雨
 昨夜はよく眠れるように安定剤を飲み9時前に就寝です。しかし,寝場所は変わっても夜間頻尿は変わらず1〜1.5時間ごとに目を覚ましトイレに行きます。しかし,トイレは1階なので落ちないように階段を下り,用を足して部屋に戻ると目が覚めてしまいます。隣室のいびきに悩まされながら鬱々すると,またトイレで熟睡できません。(この理由で2階が嫌だったのです。)とうとう4時前に起きてしまい表に出ると曇り空です。
 毎年のように5時頃から探鳥に出かけます。つかさの前の舗装された道を恵比須社の方に反時計回りに歩きますが曇り空なので太陽は顔を見せず薄暗い道を5:22アカハラが歩いています。
 龍神池を覗きますが何も居ません。とうとう野鳥観察舎まで行くと,5:45のんびりとキビタキ雌が居ました。
 昨日の船で野鳥カメラマンのM木氏日本の野鳥590の撮影者)が居られ,野鳥観察舎の側の灯台へ行く道にキマユホオジロが居たので餌を蒔けばよいと言われてました。私はミルワームしか持って来なかったので餌蒔きは他の人に任せることにし道を探しましたがキマユホオジロは居ませんでした。
 5:55 またもやM木氏レンジャクが居ると,居場所を教えてくれました。野鳥観察舎の裏の松にレンジャクが5羽程度止まっていたのですが曇り空の空抜けなので証拠写真となりました。
 6:20頃まで野鳥観察舎にいたのですがキビタキ雌程度しか姿を見せないので朝食のために校庭に戻る途中で昨年もお逢いした浜松からのカメラマンが校庭の前の松の木の側でイスカを待たれていました。昨日イスカの姿を見,松の木を色々さがしたが,この松の木にイスカが来ると確信したとのことでした。すごい自信だなと思いながらつかさに帰り朝食です。
 因みに,これまでイスカは1羽も見ていません。
 朝食後にシマアオジを求めてつかさの前の茂みを探していると7:29ホオアカが姿を見せました。
 今日の舳倉島航路は運航とのことですが,天気が下り坂とのことで明日は欠航の可能性があり今日帰られる方もあるようです。(昨日同じ船で来られたSさんは今日帰られたのですね。野鳥が少なく残念でした。)
 ヒツコクシマアオジを求めて茂みを探すと7:32ビンズイが出てきました。どう見ても普通のビンズイです。残念!
 まだまだシマアオジを探しますが姿を見せず,7:34電線にツバメが止まりました。曇り日の空抜けで色がはっきり見えませんが胸に縦斑があるので撮影です。画像を確認するとコシアカツバメでした。
 とうとうシマアオジを諦めつかさの裏の餌付け場所に餌を置き待ちます。何か小鳥が動くのですが色が茶色く欲しいヤイロチョウ(???)ではないので20分程度で場所を移動です。次はつかさの裏のアンテナ塔付近の餌付け場所に餌を置いて待ちます。ここでも何か茶色い小鳥が動くのですが識別できません。(後で判ったのですが,昨年同様のノゴマ雌とのことでした。)
 その場所で待っていると,大阪からのHさんが来られ,校庭の側の松にイスカが来て撮影したとのことでした。
 イスカ撮影のために校庭の前の松の木の側に行くと9:00電線にコムクドリが止まりました。これも空抜けですが仕方がありません。
 校庭で喋りながら待っていると9:40にイスカが飛来し松の木の天辺に止まりました。浜松のカメラマンの予想は正しかったのです。すごい!!
 昨年秋の朽木村では,イスカは高い松に止まり非常に警戒心が強く直ぐに逃げたので,ここでは低い松に止まっているので飛ばれない内に撮影開始です。
 イスカを初めて撮影したのは2006年の秋の舳倉島でした。その時も松の木に止まるイスカを撮影したのですがSONYのストレージ不良で画像が消えていて涙をのみました。その後,イスカとの相性が悪くなったのですが今日でイスカの呪縛から開放されたようです。
 因みに,今回はCFカードを40GB近く持参して,ストレージは自宅に置いてきましたが皮肉な物で野鳥の出が悪くこれまで8GB程度(700枚近く)しか撮影していません。
 9:55まで15分の間,イスカはゆっくり撮影させてくれました。
 欲を言えば,松の枝の背景呆けが欲しかったです。
 11:16昨夜にマヒワが渡ってきたようです。昨日は目にしませんでしたから。撮影する野鳥も居ないので校庭での好きなマヒワの撮影です。
 校庭で待っているとイカルやコムクドリも目にします。昼食の時間が近づいたのでつかさに帰ることにしました。つかさの前では相変わらず11:50アトリやカワラヒワが降りています。
 昼食後につかさの裏の篠竹の道を校庭の方向に歩きます。昨日,ノゴマを撮影した隣の狭い餌付け場所で一人のカメラマンがカメラを構えられていました。何が出るのかお聞きするとノゴマ,シマゴマ,コルリとのことで一緒に撮影させて下さいとお願いすると怪訝な顔をされます。多分,撮影場所が狭いので私が邪魔なのでしょう。
 12:47先ずはコルリが出てきました。少し若いですが綺麗な個体で背景の苔も天然物です。
 先のカメラマンが撮影に飽きたのか場所を移動されたので一人で撮影開始です。
 12:54シマゴマが出てきました。

 舳倉島の野鳥銀座通りだった場所は8m道路に変身し,後2本道路を敷くと言う話があり,つかさの裏から校庭の裏に続く細い篠竹の道もその候補に入っており,この道に3箇所有る餌付け場所も今年限りでしょう。
狭い舳倉島に広い道路を3本も通すのは税金の無駄遣いを通り越し異常と思います。野鳥カメラマンは全員嫌がるのですが喜ぶのは釣り客です。(舳倉島は野鳥だけではなく魚釣りでも有名です。・・・夏場は魚釣り)
 一人で撮影していると,ご夫婦のカメラマンが来られ何が出ているかを説明すると撮影させて欲しいとのことで3人で場所を譲り合いながら撮影しました。先ほど,先客のカメラマンに嫌な顔をされたので,余計にこのご夫婦には親切になります。なお,大阪城では自分で殆ど餌付け撮影はしませんが,舳倉島では行います。(疲れた野鳥への栄養補給のため・・・嘘です。自分が撮影したいからです。)
 13:01今度は喉下の色が薄いノゴマが出てきました。これまで撮影したノゴマは成鳥ばかりだったのですが,若鳥の撮影は新鮮味があります。
 その後も,コルリ,ノゴマが愛想良く出てくるのと,ご夫婦が餌を持たれていたので場所を移動しました。
 校庭を通ったのですが何も居ません。行き先は野鳥観察舎しか有りません。13:33撮影する野鳥が居ないので記念にハクセキレイの撮影です。
 この頃になると雨がポツポツと降り出しました。前回の宮古島遠征同様に雨に祟られています。
 13:56雨宿りを兼ねて旧保育所マヒワの撮影です。マヒワは清楚な野鳥で,セッカと共に好きな野鳥です。渡りに疲れてヘトヘトで地上でタンポポの種子を食べています。
 14:48保育所裏の松林ではコサメビタキやムシクイに混じってムギマキの雄若が飛び回っています。
 最初喉下のオレンジ色を見てオジロビタキかと思ったのですが羽根に白斑があるのでムギマキと判断しました。
 15:56雨を避けて野鳥観察舎にいるとキマユムシクイが来ました。気付くのが遅くて水浴びした後の撮影となりました。カメラには防水カバーを付けたのですが,夕方まで雨が降らないと思っていたので雨具がありません。我慢の限界に近づいたので16時前につかさに戻ることにしました。
 16:20つかさに戻ると前の草むらにコムクドリがアトリ,シメ,カワラヒワに混じって餌を食べていたので撮影です。16:30に本日の撮影を終了して部屋に戻りました。
 部屋に戻ると益々雨が激しくなり風が出てきました。明日の舳倉島航路は欠航になるかも知れないが,この悪天候で色んな野鳥が休息のために舳倉島に降りていることを願って8時過ぎに就寝です。