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5月13日(火):快晴(風強く舳倉航路は欠航)
 昨夜は21時過ぎに就寝ししたのですが23時過ぎまで隣の部屋のテレビの音が大きく寝付きが悪かったのです。また,朝も4時ぐらいからテレビを見ているようで余り眠れません。(テレビが好きな人の様です,わざわざ舳倉島まで来て大きな声のテレビを見なくてもと思うのですが・・・個人の勝手ですか?いびきの伏兵にテレビの音があったのです。
 4時半に起床したのですが,表は昨夜来の強い風です。天気はよいのですが,風の強さと野鳥の少なさで早朝探鳥に行く気がないのです。それでも,5:30から探鳥開始ですが,強風を避けるため海岸線を歩かず篠竹の道を通って野鳥観察舎に行きました。其処では愛想の良いキビタキ雌とカワラヒワ,ハクセキレイが姿を見せる程度でした。
 島を横断する篠竹の道でも野鳥は少なく,花の撮影モードに切換えです。
 しかし,舳倉島では野草が少なくシシウドも撮影しました。
 6:10 枝に止まったカワラヒワです。なお,舳倉島で目にするのはオオカワラヒワと呼ばれる野鳥なのですが,オオノゴマ同様に区別されなくなりました。
 今日も天気がよいのですが,風が非常にきついのです。
 
 強風を避けて島を横断する篠竹の道を歩いたのですが目にするのはカワラヒワとオオルリだけでした。
 仕方がないので朝食のためつかさに戻る途中で6:50カラアカハラが前方にいました。しかし,草被りで撮影できません。
 7:30予想通り舳倉航路は欠航となりました。明日大阪に帰る予定ですがつかさ女将の話では「明日は大丈夫」とのことです。海女さんをされていますから海の予想は良く当たります。
 朝食後に4人で今日は何を撮影しようかと悩みました。外は風がきついので風を避けて撮影できる場所で,今まで撮影していない野鳥撮影です。
 結論としてつかさの裏の電波塔の側の茂みにいるノゴマ雌を撮影しようと言うことになりました。
 8:40 カジイチゴを飾られた舞台?にノゴマが上がり撮影開始です。最初は神経質で警戒心が強かったのですが,徐々にゆっくり撮影させてくれます。
 この場所では,ノゴマと交互にキビタキ雌この時期に多かった野鳥です)も姿を見せます。
 9:30になるとノゴマが間他に撮影できるので飽きてきて島を横断する篠竹の道の三叉路に行くことにしました。野鳥撮影エリアではクロジが良く出ています。他に何か居ないかと餌付けするとキビタキの雌が餌を全部食べてくれます。
 11:20 篠竹の道マミジロ雌がヒョコヒョコ歩いています。他には愛想の良い奇麗なキビタキとオオルリが近くにいます。
 11:25 渡ってきて間近のようなメボソムシクイが近くにいました。他に撮影意欲をかき立てる野鳥が居ないので校庭を通り昼食のためつかさに戻りました。
 昼食後,本当に撮影したい野鳥がなくなり同行された4名の方昼寝をされることになりました。(3時頃には新しい鳥が渡ってくる可能性がある。)
 私は,昼間寝ると夜寝れないので一人で探鳥に行くことにしました。風が少しましになってきたので,つかさの前の舗装された道を恵比須社の方に反時計回りに歩くことにしました。恵比須社の側の海岸に来ると荒波にユリカモメが飛んでいました。絵になると思い暫くユリカモメの撮影です。
 ユリカモメ撮影も13時前には飽きてきて場所を移動です。
 13:10 龍神池に行きました。ユリカモメ以外に初めて鳥を見ました。
 しょうむな!
 海岸線をどんどん反時計回りに歩きます。途中立ち止まって双眼鏡を覗くのですがアオサギ,ユリカモメぐらいしか目にしません。
 大和田神社の向こうの通り瀬近くでツバメが飛んでいました。何のために舳倉島まで来たのだろうと考えながらも,ツバメを撮影です。(情けない!
 変わった???野鳥としてはキアシシギを撮影しました。(絶望的です
 とうとう,オガワコマドリ出現場所の奥津比盗_社の側まで来てしまいました。カメラマンは誰も居ませんし,オガワコマドリも目にしません。餌を蒔こうかと考えたのですが撮影する気もなく,海岸線を戻っていると前方からN神さんが歩いてこられました。余程撮影する野鳥が居ないらしく,これで3度目のオガワコマドリ撮影です。私もする事がないので一緒に撮影することにしました。
 やがて,同行の3名の方も参加され14時から大阪城同様の野鳥撮影会となりました。
 オガワコマドリは発見当初餌付けされていた場所に突如として姿を見せ,その後餌を求めて走ってきます。その仕草がおかしいのです。しかし,オガワコマドリの餌を横取りするようにハクセキレイが現れ,たまにバトルを行います。
 カメラマンは台湾人を含め10名程度になりました。うるさい関東人も居ないので和気藹々と撮影できました。(これが関西流の野鳥撮影なのです。)朝から餌を与えられなかったのかオガワコマドリは頻繁に姿を現すので1時間ほどで撮影に飽きました。
 篠竹の道の三叉路に戻ると愛想の良い小鳥が何度も同じ場所にやってきます。餌付けを行わなくてもキビタキと入れ替わりで止まります。
 この小鳥は喉が黄色く肩や尾に青みがあるのです。(帰宅後図鑑を調べるとコルリの雄若の可能性が高い。
 この場所で16時前まで撮影し,野鳥観察舎に移動です。
 撮影したい野鳥が居なく今回の遠征で初めての野鳥観察舎での撮影です。
 16:35 突然数羽のキクイタダキがやってきました。頭部のオレンジ色は見えませんが,今回この島で初めて目にする野鳥なのでシャッター音が鳴り響きました。
 野鳥観察舎では3脚にカメラをセットして撮影できる人数は5〜6名で,他は覗き窓から手持ちレンズで撮影する必要があります。その窓からは500mmレンズでの手持ち撮影は可能です。
 この水場にはオオルリ,キビタキ雌,アトリ,シメ,カワラヒワ,ハクセキレイ,センダイムシクイ等が頻繁に現れるようになりました。通常は17時に民宿に帰り入浴するのですがこの日は時間延長です。
 17:30 奇麗なクロツグミがやってきました。またもや,シャッター音が響きました。撮影に夢中になっていると手の指や首筋が痒いのです。よく見るとヌカカが止まっていました。いつもなら事前に防虫剤を振るのですが,今回は気温が低いので大丈夫と油断していたら夕方にヌカカの大群に襲われました。痒い!!
 18時前のオオルリ撮影を最後に本日の撮影は終了です。