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10日の夜10時半過ぎにM山さんの出迎えを受け大阪を出発して輪島に向かいました。今回もM山さん運転の車でN神さん,花さんの4名です。 11日の午前5時前に輪島に到着し道の駅で休息をとりました。外は小雨が降っており風がきつそうです。大阪を出発前の七尾海上保安部よりの気象情報に寄れば波高1.5〜2m,風速11m/Sで舳倉島航路の欠航条件(波高2m,風速10m/S)でした。過去に4回,舳倉島に渡っていますが「欠航」に出会ったことが無く,出発前から今回は「欠航」となるのではないかと心配でした。 朝食を済ませ6時過ぎに舳倉航路の切符売り場に向かうが,この頃になると少し青空が広がっていたが風が多少ありました。運航か欠航か決まる7:30迄の間が嫌な時間です。多分欠航するだろうと思いながらイライラして待っていたところ7:23に「運航」が決定しやれやれです。切符売り場にM原さんの車が止まっており,舳倉島に居られることが判ったので野鳥の出現情報を電話で聞きました。オガワコマドリ,マミジロキビタキの雄,アカマシコの雌が出ているとのことで気分は浮き浮きです。 |
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定刻の9時少し前に出航です。当初,乗客は20名足らずと少なかったのですが出航間際に団体さん(歩こう会)が乗船されほぼ満席です。港を出て5分もしない内に船は前後左右に大きく揺れ初め前の席に座った女性が船酔いで*!★が始まりました。出航後30分もしない内に大半方が*!★で「*−*」(想像すると伝染します。そして汚いです。)の声が聞こえてきます。揺れは非常に大きく,船体が海面に叩きつけられると,その振動で私のガラスの腰が悲鳴を上げます。定刻の5分遅れの10:35に舳倉島到着です。もう1時間長い航路であれば私も船酔いしたでしょう。(今回はよく頑張りました。ハィ!)なお,今日は団体の乗船があったので無理をして出航したようで,普通なら欠航とのことです。 到着後に急いで民宿「つかさ」に向かい,カメラをセットした後にオガワコマドリ撮影のため奥津比盗_社の側の海岸に脇目も触れず向かいました。11:42オガワコマドリは我々の到着を待っていてくれました。 が−,オガワコマドリを見た瞬間に喉下の色が薄いのです。毎年,恋いこがれていた野鳥なのですが若鳥なのです。それでも撮影の開始です。 |
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この頃になると波は高いのですが天候は快晴で晴れ男ジンクスは続いているようです。(天気予報では午後3時過ぎから晴れ)でも,気温は低く薄手のジャンパーの上から雨具(カッパ)を防寒用に着込みました。 海岸に来るまでの間,校庭や舳倉島の野鳥銀座通りと言われる,島を横断する篠竹の中の小道を歩きましたが,例年より野鳥が少ないことを感じました。やはり,事前の噂通り今年の舳倉島はおかしいぞ! オガワコマドリを撮影中にノビタキの雌やハクセキレイが顔を見せ岩場にはカワラヒワが止まっています。 13:30過ぎに,オガワコマドリの撮影に飽きたので海岸線を東回りに歩きます。 |
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奥津比盗_社内に居たというマミジロキビタキは姿を見ないそうで諦めて海岸線を歩いているとチュウサギが居ました。取り敢えず何でも撮影します。 しかし,野鳥が少ないので撮影回数は少ないのですが。 |
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海岸線を一人でどんどん東回りに歩きます。すれ違うカメラマンやバーダーは居ません。海岸にも海鳥は少なく,枯れ草に止まったアオジが空しく囀っています。 深湾洞付近の海岸を歩いていると,昨年はここでイナバビタキやムネアカタヒバリを撮影したな〜と思い出しながら双眼鏡を覗くと海岸ではユリカモメとアオサギが飛んでいました。 とうとう,龍神池迄歩きましたが目にするのはアオジとカワラヒワだけです。 ここまで全くカメラマンと出会いません。皆さんは何処の行かれたのでしょう? |
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仕方がないので野鳥観察舎に行きましたがカメラマンが暇そうに喋っているだけでした。次は,島を横断する篠竹の中の小道を歩きました。篠竹を倒した少し開けた場所(撮影エリア・・・島中至る所にこの様な場所が作られています。人工的に作られた場所で自然破壊ですが,野鳥は篠竹の中に隠れており撮影は不可能なのです。)ではシロハラホオジロが居ました。(14:20) この野鳥は,関西では目にすることが出来ない珍鳥ですが舳倉島では毎年出会う普通の野鳥です。 |
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14:30 篠竹の中の小道ではミゾゴイが出ており簡単に撮影することが出来ます。警戒心から来る擬態なのでしょうか画像のように首を伸ばさず体を振るわせながら歩いています。 |
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薄暗い撮影エリアではアオジに混じってクロジが出ていました。クロジの雌は3羽で雄は1羽ですが,雄は警戒心が強いのか近くに来てくれません。 |
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14:40 今年は大阪城でまともなコルリの撮影が出来なかったので一人で餌付け撮影を始めました。 石の上に餌(ミールワーム)を置くと直ぐにコルリは姿を見せました。しかし,竹藪の中に猫が居たり,キビタキの雌が居ると姿を見せません。 |
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篠竹の中の小道では愛想の良いキビタキが居て人間を見ると餌をねだって近づいてきます。(誰かが餌付けをしたのでしょう。) 近すぎて人間が離れないと撮影が出来ません。(携帯でも撮影しました。)毎年春にはキビタキが居ますが若い鳥が多く奇麗ではありません。しかし,今年は成鳥が島に入っており季節が半月ほど遅れているのでは感じました。(それで,寒く野鳥が少ないのか!) キビタキ撮影中もミゾゴイが小道を歩いたり撮影エリアではクロジ,アオジ,ツグミ,コルリが頻繁に出ます。 |
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16時 撮影エリアに珍しい野鳥が出ないので野鳥観察舎に行きましたが相変わらずカワラヒワやアオジ程度の野鳥しか出ていないようです。旧保育所跡に小鳥が居たので撮影しましたが多分キビタキの雌若だと思います。(雌の識別は苦手で,特に若鳥になると特にです。) |
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16:30 民宿つかさに戻るため小道を歩いていると前方にコサメビタキが歩いていました? 渡りに疲れてヘトヘトなのでしょう。驚かさないように撮影させて貰いました。 私も昨夜大阪を出て眠っていないので,眠くてヘトヘトでしたが。 |
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16:35 民宿つかさに戻る途中,細い篠竹道の中の撮影エリアで餌を置くと直ぐにノゴマが出てきました。 ここも誰かが餌付けしていたのでしょう。非常に簡単に撮影が出来ます。 |
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ノゴマの場所から5mも離れていない撮影エリアにも餌を置くとコマドリが出てきました。(雌で余り奇麗ではありませんが)この場所は距離が近すぎて500mmレンズでは大きすぎます。 大阪城ではこれだけ近くで撮影できないのに,舳倉島は3m程度で撮影が可能です。 これらの場所では,夕方は光線具合が悪く撮影は明日する事にして17時前に民宿つかさに戻りました。 これで撮影初日は終了です。色は薄かった物の長年撮影したかったオガワコマドリが撮影できたので,明日からの珍鳥出現を期待して20時過ぎに就寝しました。 (眠気に耐える限界でした。) |