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10月24日(水):快晴
 22日の夜に大阪を出発して余り寝ていないので23日は8時前に就寝しました。民宿ではいつも同室の方のいびきに悩まされるので,今年は襖で仕切られた2部屋を確保し一人で寝ました。就寝後数分もしない内に大きないびきの合掌が聞こえてきました。(尋常ではない大きさ)それでも疲れていて直ぐに寝付きましたが10時過ぎに尿意をもよおしトイレに行ったので目が覚めてしまいました。その後寝ようとしたのですが寝付けません。仕方がないので睡眠薬を服用したのですがいびきに負けて眠れません。鬱々している内に4時となり起床しました。表に出てみると満天の星空で天気は良さそうです。
 朝陽の撮影をしようと明るくなるまで待ちました。5:40日の出前の海です。
 朝陽の撮影は恵比須社の側の海岸で行いました。大きな岩礁もなく見えるのは空と海だけです。
 空は快晴で雲一つありませんが水平線には低い雲がありました。日の出まで出航する漁船島を撮影して時間を待ちました。6:10に雲の間から太陽が少し覗きました。雲は太陽の反射で輪郭が赤くなる幻想的な風景です。
 雲の上に太陽が顔を見せると明るすぎて撮影不可能になりました。
 野鳥撮影モードに切り換えるためつかさに戻り,500mmレンズをセットして朝食前の一時つかさの前で野鳥を探します。
 6:45 つかさの前の水場に姿を見せるのはジョウビタキとマヒワです。その内にハクセキレイがやってきました。脚が真っ黒と背が灰色なので珍鳥かと思い撮影しましたが只のハクセキレイでした。(舳倉島では何が出現するか判らないので迷ったときは何でも撮影します。
 ジョウビタキも愛想良く姿を見せます。しかし,狙いはこの鳥ではないのです。でも,暇だから撮影しましたが。
 朝食後,つかさの前の空き地で見慣れぬ野鳥(昨日海岸で撮影したのと同じ)が居たのですがビンズイだと思いあまり撮影意欲が沸きません。
 8:17 その中に少し変わった野鳥が居たので撮影して,帰宅後に確認するとシラガホオジロでした。つかさの前にシラガホオジロが出ると聞いていたのですが,ホオジロと似ており気にしませんでした。気付いていれば,もっと追いかけたのに後ろ姿しか撮影しませんでした。
 春の野鳥撮影場所は篠竹の中や海岸が多いのですが,秋は場所が特定できません。バーダーが少ないので探すのも難しそうです。
 行くところがないので,珍鳥の目撃情報が多いつかさの付近で野鳥探しを行いました。相変わらずミヤマホオジロが多く,草を食べています。
 ジョウビタキの雌も草むらに出てきます。
 つかさの前の野鳥探しを断念して,海岸沿いを校庭に向かって歩きました。しかし,目にするのはマヒワ,ミヤマホオジロ,ジョウビタキ,キクイタダキです。
 途中でミソサザイを見つけましたが,撮影できませんでした。10:20に校庭に行くと30羽程度のミヤマホオジロが桜の木に逃げます。
写真はミヤマホオジロの雌です。
 校庭にも他の野鳥が居ない(見つけられない?)ので最後の砦である野鳥観察小屋に向かいました。
 10:00開発総合センターの裏側をとおるとM原さん夫妻が撮影をされていました。それはキクイタダキでした。タンポポに止まり面白いポーズで何かを食べているので一緒に撮影しました。
 キクイタダキの撮影にも飽きたので,野鳥観察小屋に入りました。10:10アトリが姿を見せましたが,どうも野鳥の出が悪いのです。猛禽が飛び回っているからでしょうか。それとも,基本的に野鳥が少ない?
 野鳥観察小屋ではハシブトアカゲラのトラミングや鳴き声が聞こえるのですが姿を見せません。側の枯れた松に巣を作ろうとしていると教えていただいたのですが,巣穴を見つけることが出来ません。昨日撮影したのは雌なので雄も欲しかったのです。
 10:20 シジュウカラが姿を見せました。普通の野鳥でも撮影しなければ時間が潰せません。
 暇だ!
 10:40 見慣れぬ野鳥がやってきました。M原さんからキマユムシクイだと教えていただきましたが,枝止まりが撮影できません。また羽根を痛めているようですが珍鳥なので,まあ良いか。
 10:41ルリビタキも姿を見せましたが,雌です。篠竹の道でもよく目にするのですが全て雌でした。
 雄は既に南下してしまったのでしょうか。
 その他アトリやマヒワが時々姿を見せますが,他の野鳥が出ないので昼食のためにつかさに戻りました。
 昼食中にS部さんの携帯にM原さんから電話があり,「水場でベニヒワが出ている」とのことで。近道をするためつかさの側の篠竹を歩くと目の前にベニヒワが,慌ててカメラをセットしている途中で逃げました。急いで,野鳥観察小屋に行きましたが誰も居ません。おかしいな〜と思っていると再びM原さんから電話があり場所は島を横断する篠竹の道で三叉路の手前の水たまりでした。
 12:40その場所に行くと欲しかったベニヒワ雌が居たのですが,出現場所が汚く光線は逆光です。
 側によると竹藪に逃げ込んで再び姿を見せるとのことで回り込みました。ベニヒワ発見から1時間以上経過しており,発見当初は渡りに疲れ切り殆ど飛べなかったそうですが,私が撮影するときには飛べるほど体力が回復していました。
 1時間ほどベニヒワの撮影を行ったのですが枝止まりの雄が欲しかった。(欲深いです。)
 ベニヒワが居なくなり,行きたいところもないので野鳥観察小屋から校庭まで歩きました。
 めぼしい野鳥が出ません。14:50校庭では相変わらずミヤマホオジロが居ました。奇麗な雄を探して撮影です。
 15:10 行くところがないのでつかさの前で野鳥探しをしていると,東京の野鳥の会の方から「ビンズイに似た鳥はオオヒバリだ」と教えていただき,本格的にオオヒバリの撮影を始めました。ナカナカ,良い場所に出てくれず回り込むと逃げるの連続で遊んでいました。
 16:30 野鳥の出が悪くなったので本日の野鳥撮影は終了です。秋に日は短く,春のように日が長ければ退屈して仕方がないでしょう。5時前に入浴して6時の夕食を待ちました。