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10月23日(火):晴れ
 22日の夜10時半前に大阪を出発して輪島に向かいました。今回もS部さん運転の車で私を含めて3名です。
 24日の午前4時過ぎに輪島に到着し道の駅で休息をとる。
 朝食を済ませ6時過ぎにに舳倉航路の切符売り場に向かうが,この頃になると青空が広がっており風が多少ありました。そこで舳倉島常連のM原さんご夫婦と出会う。出航が決定する7:30迄の間が嫌な時間です。多分出航するだろうと思いながらイライラして待ちます。7:30に出航が決定し,やれやれです。(これまで運が良いのか輪島では欠航待ちはありません。
 定刻の9時少し前に出航です。乗客は春と比較して少なくバーダーの方は総勢10名程度でした。今日は多少風が強くかなりの揺れで,デッキでのミズナキドリの撮影は不可能です。体調が良かったのか,慣れなのか船酔いせずに定刻の10:30に舳倉島到着です。
 今回撮影したい野鳥は希望が大きくベニヒワ,イスカ,アカマシコ,ツメナガホオジロ,オガワコマドリでした。
 舳倉島到着後先ず向かったのが事前にツメナガホオジロが居ると話に聞いていた小さな公園です。しかし,見つからず,どうやら抜けたようです。10日間ほど居たので当然ですが,残念です。(幸先が悪い
 今回も民宿「つかさ」に予約を入れてありました。10:50つかさの前に到着すると奇麗なミヤマホオジロ雄が居ました。荷物をつかさに入れる間も惜しく3人でカメラを用意して撮影開始です。草むらや電線止まりで背景は良くないのですが初撮りです。
 昨秋はつかさへの道中で多くの野鳥が飛び交っていたのですが今年はそれが見られません。
 当然,ミヤマホオジロ雄若,雌も目にします。
ミヤマホオジロはこれまで3回の訪島で毎回目にする野鳥です。
 側の草むらには,好きなマヒワが沢山います。
 今回はマヒワではなくベニヒワの撮影がしたいのです。
 ジョウビタキも近くに出るのですが,背景が悪く撮影意欲が沸きません。
 まだ,ツメナガホオジロが諦められず公園に行きましたがやはり居ません。
 次は小学校の校庭に行きましたが野鳥の姿が見えません。校庭は草が生い茂っているのでその中を歩いたのですが飛び立つ野鳥が居ません。今までにないことで野鳥の少なさを感じました。
 12時前に野鳥観察小屋に行きました。其処には1名のカメラマンが居られ,ココにはハシブトアカゲラが出るとのことです。ハシブトアカゲラとは聞いたこともない名前です。是非撮影したい!
 また,舳倉島の野鳥銀座通りと言われる,島を横断する篠竹の中の小道の三叉路カラアカハラが出ているとのことです。カラアカハラは今年の春にも出ていたのですが撮影できませんでした。
 暫くカメラをセットして待っていると12:07にメジロが来ました。背景が抜けているので取り敢えず撮影です。
 12:08次に出たのがジョウビタキです。この野鳥は大阪でも簡単に撮影できます。
 飛来数が少なければ奇麗な野鳥なので人気があると思いますが・・・
 12:13今度はアトリです。この後も沢山姿を見せました。
 12:17 この前に姿を見せたのですが,枝被りで撮影できません。やっと,撮影可能な場所に姿を見せたハシブトアカゲラです。特長は名前の通り普通のアカゲラより嘴が太いのです。
 他に珍しい野鳥も出ず,野鳥の飛来数も少ないので篠竹の中の三叉路に移動しました。
 カメラマンは誰も居ません。道には餌箱が隠されていたので,その中にお土産で持参したミールワームを入れました。道沿いの篠竹を倒した少し開けた場所に野鳥が来ないかと餌を仕掛けている途中でカラアカハラが出ました。急いでカメラに戻ったのですが撮影失敗です。
 再びミールワームを入れると12:54にカラアカハラが出てきました。13:10まで数回姿を見せたので撮影に飽き場所を移動です。(この日の夕方以降カラアカハラを見た人は居ませんでした。)
 篠竹の道を海岸に向かって歩き,海岸沿いの道を時計回りに探鳥しました。
 海岸で目にしたのはアオサギ,ダイサギぐらいで野鳥の数が少ないのです。
その後13:50に深湾洞付近の海岸で見慣れぬ野鳥を発見しました。しかし,遠くて安山岩の岩場を降りて撮影するほどの野鳥ではないと証拠写真のみ撮影しました。
 また,海岸沿いを歩いていると同行の方がベニヒワを見たとのことで探したのですが見つかりません。
 14:15 とうとう舳倉島で唯一の淡水湖である龍神池に着きました。この池の付近にも珍鳥が現れるので探したのですが,目にしたのはコガモ,カイツブリだけでした。
 取り敢えずのターゲットはベニヒワなのでつかさ周辺で探そうと,戻ることにしました。
 つかさの前で野鳥を探していると電線に少し大きな野鳥が・・・14:40取り敢えず撮影してみると「何だツグミか」でした。ジョウビタキ,マヒワはよく目にするのですがベニヒワが見つかりません。
 14:45 今度も電線にツグミより大きな鳥が止まっているのを発見。かなり距離があったのですが近づくと飛ばれる可能性があったので急いでテレコンを装着です。
 ファインダーで確認するとチョウゲンボウの雄です。10秒ほどで飛び去りました。今年は小鳥が少ない上に猛禽類が飛び回っておりました。
 つかさ付近の草むらでベニヒワを探し回ったのですが見つけることが出来ません。(相変わらず鳥探しが下手です。)同行された方から「ベニヒワが居る。」との連絡を頂きその場所に行ったのですが,マヒワの集団の中にまっじており草被りでナカナカ姿を見せません。15:05赤い頭部が見るとがむしゃらにシャッターを押したので,後で画像を確認すると頭部が写っているだけでお辞儀した写真の多発でした。やがて見失ってしまったのでベニヒワの全身画像は撮影できませんでした。
 またベニヒワを探したのですが見つからず,つかさの前の簡易水場にやってこないかとカメラをセットして待っているとマヒワシジュウカラがやってきますがベニヒワは姿を見せません。水場付近にミールワームや粟を蒔いて小鳥を呼ぼうとしたのですが効果はありません。
 16:20 椅子に座ってベニヒワを待っているとキクイタダキが2m位まで近づいてきます。「近づくな!」と言いますが,聞こえないのか距離は益々近くなります。(日本語が分からない?)500mレンズを使用しており最短撮影距離は4.5mなのでこちらが逃げます。キクイタダキは雄であり頭部のオレンジ色が少し見えています。絶好の撮影チャンスだと,コチョコチョ動くキクイタダキと遊び16:40に本日の撮影は終了としました。