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5月18日(土):晴れ
 寒さはましになったのだが,前夜同様に鼾と夜間頻尿熟睡できず4日目にして疲労困憊であった。そして,脚のふくらはぎの痛さは曳かず歩くのもぴっこを引きながら痛さを我慢して朝の散歩をしました。
 6:25つき」の前の海岸にいたスズガモです。
 朝食後にも,撮影したい野鳥情報もないのですが民宿に籠もっていても仕方がないので出かけることにしました。公園の横を通ると8:04ハチジョウツグミが居着いており,殆ど警戒心がありません。
 昨日のシマゴマ撮影が不満足だったので,撮影し直しをする事にしたのですが愛想が悪く20分に1回程度姿を見せ,直ぐに隠れてしまいます。
 9:01愛想の悪いシマゴマです。
 シマゴマをまともに撮影できないので,「つかさ」の前の簡易水場で椅子を出して座り込み,じっくり撮影しようと場所を移動です。(脚や腰が痛く歩くのが辛い,寝不足で体が怠く歩くと非常に疲れて座り込みたくなる。)しかし,昨日と打って変わって野鳥の数は少なくなり,時々降りてくるニュウナイスズメやシメと遊ぶだけでした。
 10:06セイヨウカラシナの花びらを食べに来るシメです。
 10:26ニュウナイスズメに混じってアオジ,アトリも降りてきますが他に野鳥が出ません。
 やがて,東海岸の恵比寿神社近くてノゴマがいたとの情報で行ってみたのですが見つけられず,北海岸,龍神池を見て野鳥観察舎まで行きましたがカシラダカ,センダイムシクイ,サメビタキ,キビタキ,イカル,シロハラだけで寂しいものです。
 11:29野鳥観察舎で2羽のセンダイムシクイが並んだのが珍しい撮影でしょうか。それぐらい,珍しい野鳥が出ません。
 11:59イカルの水浴びです。
舳倉島に来るのは,珍鳥を期待してくるのですが大阪でも簡単に撮影できる野鳥ばかりではネ。
 野鳥観察舎にいても仕方がないので,今まで撮影したことのないジュウイチが撮影したく島を横断する8m道路を歩きますが,鳴かないジュウイチなので見つけられずシラスナ遺跡の近くで昼食を摂った後は体が怠く眠いのでジャンパーを道に敷き寝てしまうほど,疲れと鳥が居ない退屈さでやる気が無くなりました。30分近く横になっていたのですが炎天下で暑いので8m道路の三叉路まで行くことにしました。

 13:43NTTの電波塔に止まっていたハヤブサです。
 ジュウイチは鳴かないのですが,カッコウが「カッコッコ」と下手な鳴き声で鳴くので気になり,撮影しようとするのですが飛んだ姿を見るだけで撮影できません。
 8m道路の三叉路まで行き餌付け場所でマミチャジナイ,カラアカハラ,ノゴマを撮影して時間を潰しました。
 14:29マミチャジナイやカラアカハラが居なくなると姿を見せるノゴマです。
 今回は,この場所でしかノゴマを見ませんでした。
 15時前なり,このまま民宿に帰るのは早いので何か新しい野鳥が入っていないか野鳥観察舎によりました。するとなんと言うことでしょう,昼前に静だった水場に野鳥が乱舞して居るではないですか。ムギマキとキビタキが追いかけ合いをして飛び回っており,マミジロ,カシラダカ,アカハラがゴソゴソと出てきます。
 14:47キビタキと追いかけ合いをしていたムギマキです。雌も居ました。
 14:52ムギマキと追いかけ合いをしていたキビタキです。(やや若い)
 センダイムシクイ,マヒワ,何と舳倉島では珍しいヤマガラも姿を見せます。あっ!カラアカハラだ,シマゴマだ,メジロが来たが誰かが「チョウセンメジロ!」と叫んでいる。(これはウソだった)
 15:01舳倉島では珍しい野鳥のヤマガラです。
 15:29ここにマミジロも姿を見せます。
 そして,スゴイのがヌカカの攻撃で舳倉島でのヌカカ名所の野鳥観察舎では夕方になると大群が人間を襲います。今年は,虫除けウエットティッシュ装着式のファマキラーベープを装備して,おまけにスプレーでも保護したのですが数カ所刺されました。恐るべきヌカカでした

 15:35ここでもカラアカハラが出てきました。これで,3箇所でカラアカハラと出逢いました。
 その内に,龍神池の北側の松林でヒメイソヒヨが出ているが,警戒心が強く近づけないとの話が聞こえてきました。
 野鳥観察舎での撮影も飽き,民宿に帰るため右足のふくらはぎ痛を我慢して歩くと,歩く姿勢がおかしくなり腰痛まで酷くなります。そして,疲れるので椅子を出して座り込みます。必死の思いで民宿まで帰りました。今日の船でかなりのカメラマンが離島したので,部屋が大部屋から母屋の4畳半に変更となりました。が,その部屋の左隣は食堂で騒がしく,廊下を挟んで向かえ側は厨房で騒がしいのです。トイレまでは近くなったのですが,環境的には騒がしい部屋です。体が限界に達しているので,入浴順番を確保して入浴後に「鳥も少ないし,もう帰りたい!」と弱気になってきました。今まで,船の欠航がなければ舳倉島では3泊4日が通常なのですが,今回は往路での船が欠航するかもと4泊としたのが裏目でしたようです。
 早く寝ようと8時半に消灯したのですが,食堂では6人ぐらいが酒を飲みながら大声でくだらない話しをしているので,喧しくて眠れません。また,厨房では夕食の後かたづけで騒がしく,廊下をバタバタと歩く足音でも寝付けません。結局食堂が静になったのは22時前でした。