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舳倉島の最終日です。昨夜は島を出られた方が多く,前の部屋が空いたのでいびきの轟音から逃げるために5人部屋から1人で脱出しました。それでも,廊下越しにいびきが聞こえてきました。 4:30起床です。外を見ると今にも泣き出しそうな曇り空で,風もかなりきつそうです。今日は3時の船で輪島に戻り,戸隠高原まで移動する日です。この天候では船が欠航とな島流しになるのでは?強運も今日で終わりか?等と考えながら5時に民宿「つかさ」を出ました。天気が悪く,薄暗い海岸沿いの道を歩きました。聞こえてくるのはウグイスの鳴き声だけです。(そういえば,この島でウグイスの姿を見ていません。探そうともしませんでしたが。)海岸でカラシラサギを発見しましたが,ムラサキサギは見つかりません。他に目にするのはウミネコとハクセキレイです。収穫のないまま,野鳥観察小屋に行きました。其処では,見慣れたミヤマホオジロ,アオジ,キビタキだけです。7時に朝食のため民宿に戻りました。 |
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朝食後8時に民宿を出ました。7:30に船の運航が決まるのですが,決行との連絡が来ていないことから運行が決定したようです。しかし,海が荒れていると,舳倉島の出航時間が早くなることがあるそうで島内放送に注意です。先ず,校庭に向かって歩いているとノビタキが出ました。雨が降り出しそうで,これが最後の撮影になるかも知れないので取り敢えず撮影しました。 校庭ではカワラヒワ,アマサギそして愛想の良いオオルリが出迎えてくれました。他に珍しい野鳥は見かけません。 |
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茂みの道を,昨日シロハラホオジロを撮影した三叉路に向かいます。昨日同様にカワラヒワ,アオジしか姿を見ることが出来ません。三叉路ではキビタキの雌が出てくれ,餌付け舞台ではシロハラホオジロが今日も居ました。 |
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同じ場所で待っているとコルリが現れますが,撮影意欲が沸きません。(今年は撮り飽きました。) 次に,珍しい野鳥ではありませんが初見のクロジが現れましたので撮影です。 このころになるとポツポツ雨が降り出しました。傘が居る程度の雨ではありませんが,デジタルカメラは電気製品で雨に弱いのでビニールを被せました。11:30他に珍しい野鳥が出ないので民宿に戻りました。 |
民宿に戻ると既に船は到着しており,新しいお客さんが来られていました。今日は土曜日であり泊まり客が多いため,部屋を明け渡し荷物を片づけ完全に舳倉島での撮影を終了しました。 このころになると雨は本降りとなり,島に来られた方は合羽を着てカメラにシートを被せて撮影に出かけられます。日帰りで撮影に来られた方も多く,野鳥の出が悪いのでお気の毒です。 しかし,今日は雨なので明日が晴れならば珍鳥がやって来ている可能性が高いのです。(渡り鳥は低気圧に乗って渡ってくるそうです。我々が到着した前日も雨でした。) 船の出航は3時ですが,2時前に民宿「つかさ」を出ました。港へ行くまでの間に初めて傘の出動です。この島の撮影時に傘や合羽を使用しなかったのはラッキーでした。定刻の3時すこし前に何の前触れもなく船は出航しました。舳倉島は噂通りバーダーには非常に楽しい島です。交通の便は悪いのですが「また,絶対に来るぞ」(秋にでも来たい!)と思いつつシートに座っていました。海の荒れは往路よりましです。往路で酷い船酔いをしたのは体調が悪かったのだろうと勝手に判断し,船内の自動販売機で缶コーヒー(120円)を購入し,おやつをムシャクシャ食べます。雨が降っていなければデッキに出て海鳥を撮影したいぐらいの心境です。心地の良い船の揺れ?に身を任せあっという間に輪島港に着きました。(往路は時間が長かったのに。) 定刻の16:30に到着したので,これから戸隠高原に向かいます。M山さん達(4人)は,ゆっくり戸隠高原まで走り駐車場で仮眠を撮られるそうですが,我々は体力がない?のでM山さんに「戸隠高原ホテル」を予約して頂きました。当然一人部屋です。幽霊が出そうな山道を走り10時前にホテルに到着しました。雨は小降りになっており,明日は晴れることを祈りました。強運は未だ続いているでしょう。 |