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舳倉島の2日目です。民宿「つかさ」では7人が5人と2人に別れて寝ました。私は5人部屋でしたがものすごいいびきで2〜3時間程度しか眠れません。1時過ぎから寝られず,お茶を飲んだり煙草を吸ったりで時間を潰しました。(いびきは一番恐れていたことで,精神安定剤を飲んで寝ても効果がありませんでした。)6人の方が4時前に起床され(一人の方は428を担いで歩き回ったので,未だ熟睡中です),4:10に探鳥のスタートです。皆さん野鳥好きです。 空がほんのり明るくなっていますが,まだ撮影できる状態ではありません。少し肌寒い海岸沿いの道を歩くと舳倉島灯台が見えてきました。殆どの鳥が就眠中なのか早起きのウグイスの鳴き声だけが聞こえてきます。今日も天気は良さそうです。天気予報を見事に裏切ってくれましたので,珍しい野鳥との遭遇に胸が高鳴ります。 4:45岩の上に異常に目が光るハクセキレイが居ました。(昨日もハクセキレイは沢山いましたが。) |
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今日は昨日と比較して鳥の出が悪いようです。舳倉島では雨の日の次に日は鳥の出がよいが,晴れた日の次の日は出が悪いとのこと。昨日は天気が良かったので・・・と考えながら海岸沿いを歩いていると,5:05少し先に黒っぽい鳥を発見し,取り敢えず撮影しました。帰宅後確認すると白い眉斑よりマミジロと判断しました。(羽根に褐色の部分が有るので,若鳥?) |
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5:06遙か彼方の木立にブッポウソウが止まっているのを発見。朝の探鳥用レンズは300mmレンズであり,1.4倍のテレコンを装着しても,写真のように遙か彼方です。手持ち撮影の優位さを生かし林の中に駆け込むが,気付かれて飛び去りました。この鳥は手強いぞ! |
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5:20海岸でムラサキサギをM山さんが発見。淀川にも飛来したのですが,撮影できずにいました。やはり舳倉島は何が出るか判りません。しかし,かなり遠くにいますので急いで海岸を降り出来るだけ近づいて撮影しました。500mmレンズを持参すれば良かった! |
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真だ:30です。海岸沿いを歩いているとアオサギとオオサギが居ました。珍しくもないのですが撮影しました。 |
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続いて海岸にてオオメダイチドリを発見。 |
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5:40シラスナ遺跡付近でハクセキレイを発見し,変種ではないかとファインダーを覗いていると。N神さんが「タカが居る!」と言われ,その方向を見るとハクセキレイの下方にハヤブサがとまっていました。その距離何と10m程度です。全員が色んな角度から連写です。 |
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ハヤブサは,まさか早朝の6時前から人が来るとは思わなかったのでしょうか。流石に,全員が近寄って撮影するので違う場所に飛び移りました。それでもほしだ園地で撮影したハヤブサと比較して非常に近い距離です。其処へハクセキレイが近づいてきます。「食べられるぞ」と思いましたが空の王者のハヤブサは素知らぬ顔です。お友達? |
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茂みの中に入り,朝食のために民宿に戻ったのですが道中で目にするのはカワラヒワとアオジだけです。校庭まで戻るとアマサギが3羽降りてきました。側の電柱にはコムクドリが居ました。 |
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民宿への帰路,電波塔の上にハヤブサが居ました。どうやらこの島には2羽のハヤブサが居たようです。その他珍しい野鳥が見つからないのでツグミの飛翔でもと・・・ |
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未だ7時前です。朝食までの時間を「つかさ」の前の空き地で鳥を探しましたが,ノビタキだけで他の野鳥は見つけることが出来ません。 仕方がないので朝食前の野鳥撮影は終了としました。 |
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今日はどうも鳥の出が悪い。朝食後に昨日ノゴマとシマゴマを撮影した電波塔の裏側に行く。 餌付けをすると早速,喉の下が異様に赤いノゴマが出てくれました。大阪城で沢山撮影しましたので程々に撮影です。今年はノゴマの当たり年でやや食傷気味です。 |
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次に順番通りシマゴマが現れました。この場所では2種類の鳥が居残っていました。其れではと,この撮影場所の裏側に廻ると,昨日同様に頭の黒いノビタキが直ぐに出てきました。 |
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その後,茂みの道を歩き回りますが,良く目にするのはアオジとカワラヒワです。確率的に出会う野鳥の90%以上がこれらの鳥だと判断しても良いぐらいです。やがて,少し変わった野鳥を発見しましたが,昨日撮影したマヒワの枝止まりです。今日も晴れているので太陽を味方に付けての撮影です。 |
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同じ場所に見慣れないキビタキがやって来ました。キビタキ雄の羽根の色は黒が目立つのですが,このキビタキは変わっています。第1回夏羽に換羽中なのでしょうか?変わったキビタキも面白いのでは? |
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珍しい鳥が出ないので,野鳥観察小屋に行ってみましたがここで目にしたのは,相変わらずのアオジとアトリです。撮影意欲が沸きません。 茂みの道に戻り三叉路の手前で誰かがカメラを構えていました。其処は昨日コルリが出ていた場所なので無視したところです。 変な鳥が居ます。初見のシロハラホオジロです。サッカーボールの模様のような変わった顔をしています。 |
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見慣れた鳥(贅沢?)ですが,ついでにコルリも撮影しました。他に珍しい野鳥が居ないからです。また,ついでに同じ場所に出てきたキビタキの雌?(喉の下が少し黄色いので間違っているかも判りませんが。雌鳥の識別は苦手です。)も撮影しました。 |
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アオジだらけの茂みの道を,珍鳥を探して歩きます。背景が綺麗な場所にアオジが止まったので撮影です。カッコウ,ツツドリの声は聞こえるのですが発見できず。かなり遠くの,空抜けの枝にブッポウソウが止まっていたのですが,証拠写真程度しか撮影できませ。 その後も茂みの路を歩くがアオジ,キビタキしか撮影できません。仕方がないので昼食に「つかさ」まで戻る。 |
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昼食後海岸沿いの路を歩く。絶対欲しいヤマショウビンを探したが見つかりませんでした。 海岸には珍しい野鳥は見つかりません。目にするのはウミネコ,アオサギ程度です。その時,上空をハヤブサが飛びました。当然連写ですが,光線具合が悪く青空が出ません。淀川での撮影は難しかったのですが,ここでは簡単に撮影できました。 |
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ハヤブサの居場所は分かっているので,海岸沿いの道をゆっくり追いかけます。やはり居ました。シラスナ遺跡付近の岩の上に止まっています。色んな角度からゆっくり撮影できましたが,残念ながら青空が消えてしまいました。 飛び立った瞬間の写真ですが,500mmレンズでははみ出てしまいました。 近くにイソヒヨドリも居ましたが,欲しい雄ではありませんでした。 |
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またもや,茂みの道に戻る途中ブッポウソウを発見しました。気付かれないように徐々に近づきます。2羽居ましたが右側が枝被りで暈けています。もっと良い場所まで移動したのですが,未だ遠いのです。こちらは茂みの中から隠れての撮影です。より近づくと,こちらの姿を見られ逃げられる恐れがあるので,500mmレンズに1.4倍のテレコン装着です。これが失敗でした。テレコンを装着するとレンズが一絞り分暗くなり,AF精度が低下するのです。AF精度の悪さに定評のある20Dがピントを外し,背後の葉っぱにピントを合わせてしまったのです。(帰宅後に確認してガックリです。) |
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その後茂みの路を歩いたのですが,珍鳥に出会いませんでした。宿に帰るのは早すぎる4時なので校庭に行きました。そこも昨日とは代わり寂しい限りです。松の木に止まっているアマサギを撮影していると,民家の屋根に止まっているイソヒヨドリの雄を発見しました。撮影条件は悪いのですが,気にせずに撮影です。 |
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校庭では愛想の良いオオルリが野鳥を代表して愛想を振りまいてくれます。バックの上にも止まってくれます。校庭にも降りるので,お礼に餌を上げオオルリのホバリング撮影にトライしたのですが失敗しました。5時を過ぎたので,長い1日に終止符を打ちました。 昨日とは代わり,今日は珍しい野鳥との遭遇が少なく物足りない日でした。しかし,他の撮影地では非常に満足な1日だったと感じるでしょう。 |