2009年7月28日(火) 今日も雨
 天神祭も終わり例年なら大阪は梅雨が開けているのに異常気象のためなのか連日雨が降ります。昨日は出勤したので今日は休養日?で25日に撮影を失敗したアオバズクの撮影に京都に出かけようと考えていましたが寝屋川の八坂神社にアオバズクの雛が姿を見せているとの情報を頂き本日出かけることにしました。寝屋川の八坂神社(京阪電車寝屋川駅より右側線路沿いを京都方向に約200m)は自宅から近く,野鳥撮影では一番歩く距離が少ない撮影場所なのですが奇人(特に早朝,土日に)が出現する気持ちの悪い場所なので敬遠していたのですが,今日も天気が悪そうなので出かけることにしました。(25日の土砂降りには凝りましたから。
 9時半前に八坂神社に到着するとカメラマンは誰もいません。天気が良くないからカメラマンが居ないのかなとアオバズクを探しますが見あたりません。情報では雛が姿を見せたとのことで,洞から出ていたとは言われなかったのを思い出し洞を双眼鏡で覗いていましたが動きが全く見られません。(写真は以前に撮影した洞で今年もこの穴を利用しているとのことです。)そして,雨もポツポツ降り始めたのでカメラを出す気も起こりません。親のアオバズクが居るはずだと木を探していると洞から少し離れた場所に1羽(雄)居ましたが眠っています。未だ抱卵中なら雌は出ていないはずなので,雌が出ていないかと探していると殆ど葉隠れした雌の姿を見つけることが出来ました。これで雛が孵化しているのは間違いがないのですが,洞からその姿を見せることが無く近所の方の話では「10日ほど前から雌は出ているので,雛が洞から出るのは週末ぐらいでは?」との話でした。
 雛の撮影は諦めることにして親でも撮影しないと2日連続坊主となるので小雨が降る中カメラをセットしました。しかし,親は殆ど寝ており,たまに目を開ける瞬間しか撮影できない,辛抱が足らない私には不向きな撮影でした。それでも,後から来られたBさんHさんと喋りながら親が動くのを待ったのですが空が黒くなってきたので14時前に逃げて帰りました。
人生という字をどう読むか? 人として生まれる,人として生きる,人を生かす,人を生む…,それが人生なんです。(野村 克也)
2009年7月25日(土) 大雨
 昨日は曇り空で日焼けの心配が無さそうなので野鳥撮影に出かけようと思いました。この時期の撮影できる野鳥は限られており今年も京都アオバズクの撮影に行こうと考えました。アオバズクは過去に何度も撮影しており最高数は親1羽+雛3羽だったので,それ以上の数が並んでいる場面を撮影したいのです。(以前より進歩がないと嫌いなのです。)朝7時過ぎに起きると天気予報を裏切り大阪は青空が覗いていましたが蒸し暑い朝でした。10時前に京都の撮影場所に行くと天気予報通り曇り空となっていました。アオバズクの雛は1昨日に1羽出たようで灰色の空抜けの枝に親と並んでいましたが小枝が邪魔をして撮影場所が見あたりません。ゴソゴソ動いているのでその内に良い場所に移動するかも知れないと待っていると小雨がパラパラと降ってきたので早速傘の出動です。空は明るい部分が多かったので通り雨だろうと待っていると直ぐに止みました。未だアオバズクは撮影可能な場所に出てくれません。その後15分程すると空が暗くなり大粒の雨が降り出しました。そして遠くで雷鳴が聞こえており徐々に近づきつつあります。この雷が遠のくと雨が止むだろうと待っていると,雷鳴が遠のいたのですが雨は止むどころか益々激しくなります。アオバズクの親子は雨に打たれながら微動だにしなくなりました。カメラには大きな防水シートを掛けているのですが,雨で気温が下がり初め結露をしだしました。
 酷い雨の中1時間以上待ったのですが止みそうになく,ズボンは腰の当たりまで雨水でボトボトです。8名ほど居たカメラマンは全員が居なくなり一人で雨に耐えていました。12時半になって「もう駄目だ!アオバズクはこのような雨の中撮影する野鳥ではない!」と思い初め帰ろうとしたのですが雨が酷すぎて片づけることが出来ません。屋根のある場所に移動して雨が小降りとなるのを待ってカメラをバックにしまい駅に向かいました。
 2時間近く大雨の中に立っていたのでズボンがボトボトで電車のシートに座るのも気が引けたのですが足が痛いので大阪まで座って帰りました。(京阪電車のシートを濡らしました。ゴメンナサイ。
 自宅に着き3脚を含めた撮影機材を乾燥させようとバックから出すと雨か結露でベトベトです。300mm+1.4倍テレコンのレンズを付けたままバックに入れて帰宅したので雨で壊れていないかと電源スイッチを入れシャッターボタンを押すとレンズとカメラの通信エラーが出ます。「壊れたか?」とテレコン及びレンズを外すと接続部が濡れています。テレコンだけは防水なのですがカメラ(40D)及びレンズ(304)は防水ではないため水が入ったようです。これまで雨の中の撮影は有りましたが今日ほど酷い天気は無く,乾燥すれば直るかと水滴を拭き取り2時間ほど放置しました。乾いたようなので恐る恐るレンズをセットしてテストすると通信エラーは無くなっていました。(良かった!買い換えるお金がありません。
 この日は1枚も撮影していないので精神的に非常に不満足です。25日は天神祭で花火大会があるので,大川から花火撮影をしようかと考えたのですが花火撮影も過去に何回も行っています。当然以前(写真)よりも良い撮影をしないと進歩がありません。天気も余り良くなく悩んでいる内に暗くなり,テレビで天神祭の中継が始まりました。天神祭の花火は,余り連続して打ち上げられないのですがこの日は風が弱く煙硝が立ちこめて花火が隠れるのです。このような中で撮影していると余計に気分が重くなるので撮影に出かけずに良かったとテレビを見ていました。
勉強する事は自分の無知を徐々に発見していく事である。(ウェル デュラント)
2009年7月22日(水) 怪奇日食
 昨日帰宅後ニュースで天気予報を見ていると,昼前に晴れるので部分日食の見られる可能性が高いとのことで急遽撮影のための機材を用意しました。
 今朝は8時頃に起床すると低い灰色の雲が立ちこめた曇り空です。こりゃ今日の日食は見れないなと諦めてテレビを見ていると完全な皆既日食が見られる南の島も天気が悪いようです。(お気の毒に。特に奄美大島の方はハブにご注意です。)それでも,今日の機会を逃すと生きている内に日食は撮影できないので,少しでも雲のまにまに太陽が見えないかと10時に家を出て近所の公園に行きました。10:50に空が明るくなり雲の間から太陽が少し顔を覗かせました。太陽は三日月のような形をしていますが雲がフィルターの役目をしており肉眼で確認できます。ローソクの煤を付けたフィルターを通すと太陽は全く見えず,C−PLフィルターだけで撮影開始です。10:52にまたもや太陽は黒い雲の中に隠れてしまい,最大に太陽が欠ける(81%)11:05は全く太陽が見えません。その瞬間は心なしか暗くなったような感じがしました。11:14に月に隠れて上の方だけが見える太陽が姿を見せましたが,雲が多くて絵になりません。11:31に一番ましな日食が撮影(写真)出来ましたが雲のフィルターが邪魔でした。
 撮影していた公園では天気が悪いので日食観察の子供達は少なかったのですが,日食観測用の眼鏡が入手できなかったとのことでローソクの煤を付けたガラスを持参していました。(私も小学生の頃作り,そのガラスで日食を見た記憶があります。)しかし,残念ながらその必要性は無かったようです。でも,子供達には未だ見る機会があります。
 今日は雲の隠れまくった怪奇日食でした。
流れ進むのはわれわれであって、時ではない。(レフ・トルストイ)
2009年7月21日(月) 解散
 昨日メインのホームページのカウンターが9年ほどで66666と切りの良い数字となった。途中カウンタが壊れたりで正確な訪問者数は不明であるが,1日に30〜40名の来場を頂いており有り難いことです。このカウンターを設置しているページは私の名刺で紹介しているページとは異なるので訪問者の方は「気まぐれ日記」を読みに来られているのでしょうか?殆どの場合に野鳥撮影場所がモロガキだからでしょうね。暑い間は休憩です。
 とうとう衆議院が解散し選挙モードに入りました。解散会見の麻生首相はいつもとは違う真剣な会見であり,このような態度で有ればもう少し自民党の支持率が上がったのに。しかし,時既に遅しの感は歪めません。このままだと民主党が政権を執るのは間違いないと思うのですが,この党に日本を任せて良いのでしょうか。またもや党首の鳩ドバト(キンバトまで望まないがせめてアオバト)に近く岡田幹事長の方が人気があるのは将来の波乱含みです。民主党と言えば自民党以上にばらまき政党であり,高速道路は全線無料(ETCは捨てて下さい)にする,ガソリン代の税率低減を打ち出していますが道路の補修費や環境問題はどうするの?(私は車を持てないから恩恵無しです。)フェリー会社は倒産!子供手当をばらまき,配偶者手当を廃止するとは私にとっては増税です。その他政権奪取のために国民に良いことばかり言っていますが,その資源の出所が不明なのです。消費税は上げずに無駄の削除でその資源を捻出と言っているが,政権を執ると狡賢い官僚に丸め込まれ無駄削除が出来ず,官僚改革など消えてしまうのではないかと心配するのですが。殆どの方が民主党で大丈夫かと心配していると思いますが,自民党が余りに酷いので仕方がないと諦めているのでしょうか?
 公明党は党首の顔気持ち悪く(男らしさがない),何より昔の創価学会のイメージが悪すぎるので嫌いです。宗教団体に頼るほど老いぼれてはいません。(棺桶はもう少しの間不要です。
 明日は日本の将来を予感するかのような皆既日食の日です。大阪では太陽の80%程度が隠れるようで,今後生きている内に日食を経験することはないでしょう。諦めていた天気予報も太陽が顔を見せてくれそうなので撮影しようと機材の準備です。カメラは壊れるかも知れないので40Dの古い方とレンズは太陽が小さいとのことで400mmF5.6に1.4倍テレコンを装着し,NDフィルターなど無いので昔(多分小学校の頃)に日食を見るためにガラスを蝋燭の煙(煤)で黒くしたのを思い出しUVフィルターにローソクの煤を付けました。(拭けば撮れるから。)なお,煤が取れないようにそのフィルターの上にC−PLフィルターを取り付けると蛍光灯の光は見えなくなりました。念のために黒いビニールシートをレンズに被せるために用意しました。撮影場所は三角形になる木洩れ日も撮影できるように近くの公園に出かけ,撮影は失明が怖いのでライブビューでの撮影とします。撮影は可能でしょうか・・・晴れて下さい!!
月日は百代の過客にして行かふ年も又旅人也。(松尾芭蕉)
2009年7月19日(日) やっと撮影
 不眠症で5時前に目覚めて,鬱々と横になっていましたが6時半に起床しミズカンナに止まるカワセミを撮影に行こうと考えました。今日の天気予報は曇りのち雨となっておりカワセミの撮影には最適だと判断しました。近年体調の悪化と共に直射日光にも弱くなり少しでも日焼けをするとその部分が赤くなり,痒くなるのです。従って曇り空は体にも優しい?のです。7時半前に家を出た瞬間にむっとする暑さ湿度が非常に高いのです。また,駅までの道中では小雨が降ってきて益々暑いのです。なお,夏場の撮影は日傘(男の日傘はおかしい?日焼け防止なのです。)と雨傘兼用の大きめのこうもり傘が必需品なので雨が降っても大丈夫です。7日は地下鉄の火災事故でカワセミ撮影に行けなかったのですが,今日は服部緑地霊園の池到着は8:40でした。駅から池まで徒歩20分以上要しますので池到着時は汗だくです。先に来られていたカメラマンの話では「カワセミは早朝から2回来た。」とのことでした。早速カメラをセットしてミズカンナにカワセミがやってくるのを待ちます。待っていると青空が広がり直射日光が暑く日傘の出動です。暫くすると,曇ってきて雨が降り出したのでカメラにシートを被せ傘は雨傘に変わりました。今日の天気は曇り時々晴れで1時雨でした。カワセミはなかなか姿を見せないのでミズカンナに止まるメジロや魚を銜えたカイツブリを撮影して時間を潰します。10:41にやっとカワセミがミズカンナに止まったので連写開始です。(この池までは歩く距離が長いので度々来られません。従って,失敗は許されないのです。)10:44分までの3分間に150枚近く撮影で,相変わらず下手な鉄砲を撃ちました。ミズカンナはやや見頃を過ぎ,飛来したカワセミも若鳥でした。次の飛来までの間に子連れのバン(雛は4羽)を撮影して待っていると12:09に2回目の飛来がありましたが数秒間止まっただけで直ぐに飛び去りました。13時まで次の飛来を待ったのですが来そうになく,暑いので撤収しました。今日は3週間振りの野鳥撮影でした。
おもしろき こともなき世を おもしろく すみなしものは 心なりけり(高杉晋作)
2009年7月15日(水) いつものように?
 今日は月曜日に行ったMRI検査の結果を聞く日です。9:30の予約なので9:10に総合医療センターに到着し10時前から脊髄専門医から説明がありました。「椎間板ヘルニアですね。左側の脊髄5,6間が狭くなっています。」と医師の説明があり以前のMRI結果より進行しています。「右側の腰や足が痛いのですが。」と私。「神経を圧迫していますから痛い部位が移動しますね。」と医師。足の診察を行った後に「痛いのなら脊髄に麻酔を打つ方法があり,痛みが取れます。」と医師より説明があり,「麻酔を打つと癖になるそうですが。注射の効果はどの程度続くのでしょうか?」と質問すると「1週間程度です。」とのことでした。脊髄への注射は非常に痛いとの話もあり,その注射の効果が1年以上有れば我慢するのですが1週間では注射をする気になりません。麻酔注射以外の選択肢は手術以外にないそうなのですが,これは非常に怖く(失敗すると歩けなくなる?)辞退しました。「でも,このままなら日常生活に支障を来す。」と説明したところ,「血液をさらさらにする薬が腰痛に多少効果がある。」とのことで取り敢えず1ヶ月間投薬して様子を見ることになりました。薬局で薬を購入中に東京支店から電話が入り来週の出社予定を聞かれました。(私は,いつ出勤するか判らないフリーターなので確認が必要です。)実は昨日も電話があり「木更津のあるユーザーから私をご指名で相談したいことがあるので来社して欲しい。」との依頼伝言でした。しかし,「現在は腰痛が酷く往復6時間以上を要する木更津への出張は無理である。設計者に対応させる。」と返事をしたのですが,今日の電話は「ユーザーの方から大阪に出向いていただける。いつ都合がよいかの?」の質問だったのです。ユーザを自分の体調のためで大阪にお呼びするのは非常に心苦しいのですが,「水曜日以外ならいつでも出社する。」と返事をしました。粗相の無いように準備をしないと!打ち合わせ内容を事前に報せるように指示しました。(遠い場所への出張に行けなくなった自分は引退の時期でしょうね。
 夕方からは,先週来上顎の内部が腫れてきて腫瘍のようなものが出来て気持ちが悪いので予約外でいつもの歯科医院に出かけました。簡単な処理だろうと考えていたのですが診察の結果は上前歯の歯茎から内側の顎に向かって化膿しているということで切開する事になりました。当然麻酔を打って電気メスで切ります。痛くはないのですが可成り切られているようで気持ちが悪いのです。止血処理後に歯茎に包帯を巻いて,痛み止め,化膿止め,うがい薬を貰って金曜日の消毒の予約を入れて帰宅です。帰路に麻酔が切れてきてズキズキ痛く出血で口の中がヌルヌル!本当に色んな事が起こり嫌になります。今月も医療費が高くなっています。
 ついでに話が変わって,自民党の内紛が見苦しく,頼りない首相の基の自民党や纏まりのない自民党に日本は任せられないと言う民意の結果が都議選に繋がったと思う。このままだと衆議院選挙で自民党が負けると体面上危惧している自民党議員が反麻生勢力として対当している。元幹事長のように麻生総理の選出投票票を入れなかった人もいるが,総理を選んだ人までもが麻生降ろしを唱えている。一度は総理にと投票した人が,「このままでは選挙は戦えない。」と言っているのは選挙で自分が落選する事に危惧している輩に過ぎず,総理を変えてその人気に自分も乗っかろうとしているに過ぎない。このような節操のない人達は次の選挙に選出しない方が日本のためである。
 現役時代に上司からきつく指導されました。「部下を昇進させるのは,昇進させるとその役職相当の仕事が出来と思うからではなく,既にその仕事をしているからであると考えろ。また,自分が推薦して昇進させたからにはどんなことがあっても絶対に降格させるな。その自信が無いのなら推薦するな。」との教えであり,私自身もその考え方に沿って部下を評価したので,ある意味では厳しい上司かも知れません。会社では部下をドシドシ昇進させ,成果が出ないと問答無用で降格させる人を見てきましたが,このような人が会社から出来る人だと評価されていました。(私に昇進の考え方を教えた,元上司はそのような人を評価していませんでしたが。因みに,私が早期退職を行うときに最後まで反対したのはこの上司でした。)私は自分のためにならなくても,自分自身が正しいと思った道を歩きたかったのです。反麻生羽の諸君!下野しても良いのではないか!堂々と戦うのが男である。(女性議員もいるが)
梅雨明けを 催促するのか 蝉時雨(TH21)・・・今日は綺麗な青空が広がりもしたが気持はグレーでした。
2009年7月13日(月) MRI
 今日は2:30から椎間板ヘルニアMRI検査予定となっていました。検査の20分以上前にクリニックに入るように指示されていましたが自宅を出るのが遅れ急いで歩きました。今日は梅雨明けを思わせるような青空が広がっており気温はどんどん上昇していました。1:40に自宅を出たので,1日の内で気温が一番高くなる時間帯です。地下鉄に乗ってクリニック到着は2:10を過ぎていましたが暑さで汗びっしょりです。予約してあったので検査の申し込み手続きをし,検査着に着替えて汗が引く余裕もなく検査室に案内されました。看護師より「MRI検査は初めてですか?」,「いいえ,10年ほど前にしたことがあります。」と私,「機械の性能が向上しており,解像度が上がっています。その分以前より音が大きくなっています。」と看護師は耳栓をくれ,「判りました。」と私。音の喧しいぐらいは我慢が出来と思って耳栓を付け検査台の上に横になると頭が固定され,腰の上に毛布を掛けられました。汗だくで暑いのにとと思っていると,試験技師から「体を動かさないように。何かあったらこの押釦を押して下さい。」とスイッチを渡されました。
 さあMRI検査の開始です。検査台が移動して体がトンネルの中に入っていきます。「狭い!」と思い体を細くしながらトンネルの中にどんどん入っていきます。腰の検査ですから顔がトンネルの出口付近となるので部屋の灯りが見え目の前が少し広くなっていますが,頭の検査なら閉所恐怖症になりそうです。
 移動が止まると急に削岩機のような音が聞こえ始めました。耳栓をしていても喧しいです。やがて音色が変わりました。大型変換装置用変圧器の鉄芯締付け不良時に発生するような嫌な連続音が聞こえます。また音色が変わり大声のお経のように聞こえます。脊髄に磁界と電波が加えられており,それが当たっていると思われる毛布の下の腰や両手首付近が異様に暑いのです。まさか電子レンジのイグナイトロンのような電磁マイクロ波が出ているとは思えないのですが暑い!因みに,電子レンジで猫を乾かすと死にますからご注意を)それに喧しいので顔から汗が流れているのが判ります。検査時間は20分程度と聞いていますが,時計がないので時間経過が判りません。もう嫌だと思っていると,音が鳴りやみました。「終わった?」と思い,深呼吸をして頭を少し動かしました。その時に耳栓が外れたような感じがしましたが,頭が固定されており手も動かないので確認のしようがありません。暫くすると検査台が少し移動して止まると同時に轟音が聞こえて来たので吃驚しました。「やはり耳栓が外れている。音に我慢が出来るか?」もの凄く喧しいのです。
 これまでの日記ではMRIを体験したことのない方は理解できないと思います。音は「ガン,ガン,ガン・・・・」,「ギャン〜」,「グゥワ〜」と聞こえ,大きさは悠に85dbを越えており,体感的には90dbも越えているような拷問に近い音と言えば判るでしょうか?・・・より判らない?・・・勉強して下さい
 やかましさに耐えながら,暑さに耐えながら,ひたすら検査が終わるのを待ちます。体が動かせないのが余計に精神的に苦痛となります。やっと,20分の検査が終わりました。私のような繊細?な人間にはこの検査は不向きです。
 話は変わって,予想通り都議選では自民党の完敗です。これからは民主党の時代がくるのでしょうか?批判ばかりの綺麗事しか言わない党に日本の将来を託せるのでしょうかと考えていると口の曲がった麻生総理の顔が思い浮かびました。(写真参照)以前イスカはYさんに似ている不細工な顔だと書きましたが,この角度だと余り不細工では無いですね。
人の一生は曲がり角だらけだ。(山本周五郎)
2009年7月7日(木) 不吉な前兆?
 今日は七夕で年に一度彦星と織姫逢い引き(古い?)出来る日なので,私もカワセミに逢いたくなって撮影に出かけようと考えました。場所は服部霊園の池で,ミズカンナに止まるカワセミ撮影をしたいのです。もっと早く行こうと考えていたのですが体調との相談なので機会が無く,ミズカンナの花は枯れてきておりそろそろ撮影限界です。(撮影に出かける回数が少ないので,出かけた場合にはベストの撮影をせねばなりません。)
 例によって不眠症と夜間頻尿で何度も目を覚まし,とうとう5:30に起きてしまいました。カワセミは早朝の方が出が良く,服部緑地までの地下鉄御堂筋線のラッシュアワーを避けて,服部緑地から霊園の池まで徒歩20分近く要するので出来るだけ涼しい時間に歩きたいので6:37の地下鉄に乗り東梅田で御堂筋線に乗り換えです。梅田駅に着くと千里中央行きの電車がホームに入ってきましたが腰が痛いので早く歩けず次の電車に乗ろうと,その電車を見送りました。次に入ってきたのが中津止まりなどで駅で待っていると突然ホームに放送が流れました。「ただいま江坂駅で車両火災のため御堂筋線の全線が止まっています。」と言っていました。「えっ!今日もかいな!」と落胆です。取り敢えずホームで待っていると蒸し暑いので止まっている中津行きの電車に乗り込み様子伺いです。梅田駅のホームからは人がどんどん消えていきます。中津行き電車の車内も人が居なくなってきました。「車両火災なら直ぐに復旧しないだろう。」と考え改札口まで行き駅員に聞くと「復旧の目処は無い。」との事でした。阪急電車でも霊園には行けるのですが歩く距離が長く,方向音痴の私は蒸し暑い中迷子になる可能性があり,腰も痛いので渋々帰宅する事にしました。眠いのに,久しぶりに早朝起床したのにと思うと帰路の間はカリカリしていました。2日間連続火災事故とは何事か!地下鉄の火災事故は煙で重大事故に繋がるのです。明日は地下鉄でもっと重大な脱線事故が発生する不吉な予感を感じました。明日は欠勤しようかな?皆さん地下鉄には乗らないように!!!因みに今日の交通費も無駄金でした。返してよ!
 なお,今朝は6:37発の地下鉄に乗って梅田に行きましたが,少し早足で歩けば1本前の電車で梅田に行け,火災事故発生の列車に乗り合わせたことになります。それなら消火活動の撮影が出来,スクープ画像として掲示板に貼ることが出来たのに。見飽きた変な野鳥写真より臨場感があり掲示板をにぎあわせたのに?しかし,その場合は自宅に帰る手段が無くなりますが。
 帰宅後腹が立つやら眠いやらで昼寝し,夕方から1時間ウオーキングに出かけることにしました。遊歩道には色んな花が植えられているのでカワセミの変わりに花を撮影しながら蒸し暑い中を歩きました。画像は八重ヤマブキです。
七重八重 花は咲けども 山吹の 実のひとつだに なきぞかなしき(兼明親王)太田道潅・・・判るかな?この詩で詠われたのが八重山吹です。普通の山吹は実を付けます。
2009年7月6日(水) 変化無し
 この「気まぐれ日記」はその日や週に感じたこと,出来事を書くようにしていますが最近変化がありません。三面記事ではくだらない人間が色々悪事を働いており,そのニュースを聞くたびに憤慨するのですがどうしようもないと諦め気分です。いつものように腰痛や寝不足で撮影に出かけることこともなく日記が書けません。先週の土曜日,日曜日は蓮と珍しい花の撮影をしようと考えていたのですが朝が起きられず断念でした。(蓮の花はは午前中に閉じるので,撮影は早朝がよいのです。開花時のポンと言う音は幻想的ですよ。月曜日は出勤したので昨日は早朝からカワセミ撮影に出かけようと5:30に起床したのですが腰が痛く,撮影場所は駅から遠いので断念です。
 今日は少し変わったことがありました。いつものように17:10に退社し阪急電車に乗り天神橋筋6丁目地下鉄谷町線に乗り換えようとホームに降りると人集りです。事故かなと様子を見に行くと駅員が「天神橋筋6丁目と都島間の都島で煙が発生しており電車が止まっている。復旧の目処は無し。」と説明していました。私が下車する駅は都島の2つ向こうの駅であり帰れません。仕方がないのでバスで帰ろうと停留所まで歩きましたが,同じ考えの方の長蛇の列です。満員のバスに揺られて帰宅すると腰が余計に痛くなるので断念し,またもや地下に潜り堺筋線北浜まで行き,北浜から京阪電車森小路まで帰ることにしました。いつもの通勤より京阪電車分の乗車賃200円が余分にかかるのですがPiTaPaを使用しているので精算の方法が判らず200円を損して,30分遅く帰宅しました。これがいつもと違う出来事です。
人生の半分はトラブルで, あとの半分はそれを乗り越えるためにある。(出典:八月の鯨)
2009年7月2日(木) 花図鑑
 ホームページを始めたきっかけは2001年の早期退職時の送別会写真を関係者のみの限定公開をしたのが始めてで今年で9年目になります。9ヶ月の休職の間に花の撮影を始め始めましたが花の名前が殆ど判りません。そこで,花図鑑を購入して名前を調べようとしたのですが,花の種類は2万種類を越えており容易に判りません。何とかインターネット等で調べた花の名前をその場限りにするのは勿体なく自分も花図鑑を作ってみようと始めたのがこの花図鑑です。野鳥図鑑の原点となった図鑑ですが2007年2月以来2年以上更新しておらず1235品種のまま止まっています。手持ちの新規画像は200種以上あるので,野鳥枯れの間に追加しようと考えています。また,どうしても名前の判らない花は掲示板にUPします。名前をご存じの方はお教え下さい。また,野鳥同様に珍しい花の撮影が好きなのです。
 今の時期に咲いている花の中で好きな花は「ヤマユリ」です。好きな理由は故郷の谷間によく咲いていた花で芳香が好きだからと,「北上夜曲」が好きなからです。この曲は高校時代の多感な年頃に流行した歌でその歌詞が,その頃柔道の練習でヘトヘトになっていた若者の思いを甘酸っぱく現していたからです。
(1) 匂いやさしい 白百合の
  濡れているよな あの瞳
  想い出すのは 想い出すのは
  北上河原の 月の夜


(2) 宵の灯 点(トモ)すころ
  心ほのかな 初恋を

  想い出すのは 想い出すのは
  北上河原の せせらぎよ
 曲の良さが判る人は私と同年代です。
2009年7月1日(水) 限界
 昨日は**回目(まだ2桁)の誕生日で例年のように自宅で家内と二人で乾杯です。尿酸値が高いので医師よりビールは止められていますが,コップ半分ぐらいであれば問題ないだろうと久しぶりのアルコールです。ご馳走はと言えばオニオンスープに小さめのステーキとポテトサラダで当然ソースはかかっていません。(腎不全は辛いです。)薄味に慣れない人は非常に不味い食事でしょう。私も美味しいとは思いませんが・・・
 昨年は「もう,そろそろ会社を引退せねばならないな〜」と私が家内に言ったのですが,今年もSUNDAY毎日じゃない誕生日を迎えることが出来ました。思い起こせば色んな理由により56才早期退社し,技術屋としてもう終わったと思っていたのですが,9ヶ月後にお誘いがあり元の会社で働くことになりました。その時,正社員の非組合員として復職していれば60才の定年を向かえたのでしょうが,思うところがあり委託社員として働かして頂いたので現状に至っています。60歳を越えてから常に「引退せねば」と考えるのですが電気技術的な仕事が好きで,未だに続いています。文化系人間には理解できないでしょうが「技術屋には無形のものを有形に出来る大きな悦びがあるのです。また,理論は私を裏切らないのです。現在は営業技術で直接的に設計に関与できないのですが,客先ニーズを把握しそれを設計に指示・伝達して製品化できるのです。
 他人には綺麗事だと思われるかも知れませんが技術職は楽しいものですよ。でも,ある意味では仕事以上に好きな趣味が無く哀れな性格かも知れませんね。私も,全てを忘れて填り込める趣味がないのに悩んでいるのも事実です。野鳥撮影に填っていると感じられるかも知れませんが,野鳥撮影は創造性が全くなく自己満足で綺麗に撮影出来た,珍しい野鳥撮影が出来たと刹那的に喜んでいる単純な趣味に過ぎないのです。性格的により良いものを求めるので,一度撮影したことのある野鳥撮影は以前より良いもの(背景を含める全てが)が撮影できる確証がないと撮影意欲が削がれるのです。このような性格では毎日野鳥撮影には不向きですね。(花の撮影も同じですが,こちらの方が奥が深そうです。)
 今日は朝から市立総合医療センター整形外科に出かけました。昨日出かける予定だったのですが,いつものように朝に起床できず今日出かけることになりました。10年ぐらい前から椎間板ヘルニアで腰痛持ちだったのですが,ここ5年程度は野鳥撮影のため重い機材を担いだのが原因なのか益々腰痛が酷くなってきていました。そして5月ぐらいから腰と背中の間も痛く長時間座っていられない,長時間歩いたり立ったり出来ない状態となり我慢の限界が来たのです。最近テレビドラマや映画で背中が痛くなり検査の結果肺ガンだったとの物語があり,私も長期間ヘビースモーカーだったので肺ガンの可能性(過去に肺ガンと疑われ検査をしましたが,その時も根性?でタバコを吸い続けましたが。今は,2年近く禁煙が続いているのは肺ガンよりも人工透析が怖いからです。)も考えられ,痛い部位が腎臓に近いので・・・と色々考えることがあり,先ずは整形外科で診て貰うことにしました。(癌なら2ヶ月ごとに行っている血液検査でも判ると思うのですが。)整形外科は予約がないので少なくとも午前中の時間はとられるだろうと9:20に診察受付に行きポケベルを貰いました。案外待ち時間は少なく10:40にポケベルが鳴り診察です。症状を説明したのですが見えない部分なので先ずは腰のレントゲン撮るように指示され放射線科へ行きました。受付をすると直ぐにレントゲン撮影となり色んな体勢で撮影されました。撮影終了後に整形に戻ると10分ぐらいでその結果を基に診察です。右側の背中と腰の中間部が痛いのは脊髄に薄い骨?が出来ており,その周りの筋肉が固くなると痛くなるとの難しい説明でした。なお,痛いときには整骨院で揉みほぐして貰っていたのですが,それは止めて痛み止めや湿布薬で痛みを和らげるように指導を受けました。また,痛くないときは運動をするようにとの話もありました。(プールに行かないと!
 現在腰痛からなのか右足の土踏まずの右側が少し歩いたり,立っていると痛くなり野鳥撮影に支障を来しているのですが原因不明とのことでMRI(13日)を行うことになり,その後脊髄の専門医に診て貰うことになりました。
 診察が終了して会計を済ませたのは11:30で予想以上に早く済みました。本当に色々体調が悪く嫌になるのですが,3日は大嫌いな歯科医院の通院日で多分歯茎を切除されるだろう事を想像すると・・・嫌だ!!!
私の人生というこの長い疾病。(ポープ)