四季の花図鑑 
水仙特集

 非常に品種が多いが,花や葉の形状により,いくつかの系統に区分されています。

ナルキッスス・カンタブリクス 副花冠が大きく,ろうと状に発達しているのが特徴です。
ナルキッスス・ブルボコディウム モロッコ原産のスイセンの野生種で,草丈は10cmほどです。
日本水仙 初冬から咲き始める早生種の代表である。日本原産ではなく大陸から流れてきたとされています。
そのためか,海辺に群生地があり,淡路島が有名です。
ラッパ水仙 副花冠(花の中心にあるラッパ状のもの)が,花弁の長さと同じか,それ以上ある。
口紅水仙 葉4枚を広げ1花茎に1花,まれに2花つける。花弁は白く副花冠は円盤状で縁は波うって鮮赤色。
芳香がある。
小杯水仙 1茎1花で,副花冠が長くても花被片の3分の1あるもの。
大杯水仙 1茎1花で,副花冠が花被片の3分の1以上で花被片より短いもの。
八重咲き水仙 花弁または副冠あるいは両方が八重。‘タヒチ’は濃黄色で、中心に紅が咲きまじる。
房咲水仙 一茎多花で芳香がある花です。
シクラミニウス水仙
シクラメン咲き水仙
茎葉が細く,花弁がシクラメンのように強く反転するのが特徴です。
スプリットコロナ水仙 副花冠が3分の1以上裂けるもの。