”ホトトギス”と云えば先ず鳥の時鳥・不如帰を思い浮かべる方が多いと思いますが,花にも杜鵑草 (ほととぎす)と呼ばれる野草があります。この名前は花びらにある紫色の斑紋がホトトギス(小鳥)の胸の斑紋と似ていることから付けられたとされています。ホトトギス(小鳥)のは横縞模様であるが,野草の斑紋には横縞模様から大小の斑点まで様々なものがあります。
ホトトギス属植物は21種知られており,いずれも東アジアに生育しているそうです。日本には12種分布しているそうですが,この内の10種は日本だけに生育する日本固有種です。この分布の様子から,日本はホトトギス属の分化の中心地と云えます。
以下は,手持ちの画像です。